ロッテ･金泰均が今季限りで退団へ! 来期は韓国プロ野球への復帰が濃厚

ロッテの金泰均(キム･テギュン)内野手が､今季限りで退団することが正式に決まった｡

金は今季､開幕戦に｢4番･一塁｣で先発出場したが､腰痛と右手首痛に悩まされ低迷｡
6月に腰痛の治療のため韓国へ帰国していた｡
しかしその後､本人が腰痛の悪化と東日本大地震による心労を理由に退団を直訴｡
当初は球団幹部が8月中に渡韓して交渉する予定だったが､この日までに同選手の代理人と電話交渉を重ねて退団が正式決定したという｡

金は今季が3年契約の2年目｡
3年目はオプションで球団に選択権があるが､球団幹部は､
｢本人の意思を尊重した｡オプションは行使しない｣(スポニチアネックスより)
と説明している｡

2001年に韓国のハンファ･イーグルスでプロデビューした金は､1年目から打率.335､20本塁打の成績を残して新人王を獲得｡
2008年には本塁打王に輝き､翌年のワールド･ベースボール･クラシックでは全試合で4番を務め､大会ベストナインに選出された｡

ロッテには2009年末､5億5000万円の3年契約で入団｡
昨季は141試合に出場し､打率.268､21本塁打､92打点をマーク｡
クライマックスシリーズ､日本シリーズの計15試合では､打率.310と大舞台での強さを見せ､チームの日本一に大きく貢献した｡

まだ29歳と若く､韓国での人気も高い金｡
今後は腰の治療に専念し､来期の韓国プロ野球復帰を目指すという｡

(2011年8月31日)

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