ロッテ･唐川侑己が完封で自己最多7勝目! 圧巻の投球にライバル･中田も脱帽!

【日本ハム 0-1 ロッテ札幌ドーム】
ロッテ･唐川侑己投手が28日､日本ハム戦に先発｡
自身初の無四球完封で､自己最多となる7勝目を挙げた｡

ここまで防御率1点台と抜群の安定感を見せている唐川｡
この日もキレのある直球を軸に多彩な変化球で日本ハム打線を圧倒した｡

中でも敵地を沸かせたのは､ヤクルト･由規投手とともに"高校ビッグ3"と騒がれた中田翔との今季初対決｡
一回2死二塁で迎えた第1打席では､
｢今季一番の球だった｣(スポニチアネックスより)
という141キロの直球で空振り三振｡
1点リードで迎えた九回の第4打席では､
｢力んでも自分はいいことがないが､最後だったので全力でいった｣(同)
と渾身のスライダーで中飛に打ち取った｡

同級生とのライバル対決を制した唐川は､5安打無四球完封で今季7勝目｡
防御率も1.27とし､楽天･田中に次ぐ2位に浮上した｡

エースの風格すら漂ってきた唐川に対し､西村監督は､
｢素晴らしかった｡真っすぐが走っていたから､ほかの変化球も有効に使えた｡低めに徹底して投げていた｣(スポーツ報知より)
と絶賛｡
4打数無安打2三振と完璧に抑え込まれた中田も､
｢まさしく1軍の投手の球だった｡今日はいろいろ勉強になった｡さすがやな｣(スポニチアネックスより)
と素直に負けを認めた｡

2007年､それぞれがドラフト1位でプロ入りした"高校ビッグ3"｡
日本ハム･斎藤佑樹投手を中心とした"ハンカチ世代"が大きな注目を集めているが､チームの主力に成長した彼らの活躍からも目が離せない｡

(2011年6月29日)

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