巨人伏兵のまさかの活躍で勝ち越し! 次戦勝利で大手!
対戦成績1勝1敗で迎えたプロ野球日本シリーズの第3戦が4日に行われた。
戦いの舞台を西武の本拠地である西武ドームに移したこの戦いは、第1・2戦に負けず劣らずの白熱した戦いとなった。

まず試合が動いたのは二回、巨人攻撃の場面。
二死一、三塁の場面と先制点のチャンスに、打席には巨人の誇るリーディングヒッター・鈴木尚外野手が立った。
内野安打でも外野守備前への安打でもどんな形でもいいからとにかく一点でも多く得点が欲しかった。

そんなベンチの期待に鈴木尚が応える。
西武の先発・石井一の122キロのスライダーをうまく叩き、左ポールギリギリの左翼席へ叩き込む貴重な3ラン。
まさか鈴木尚の一発が日本シリーズで出るとは思っていなかったのか、白球がスタンドに入った瞬間、原監督は目を見開き驚きをあらわにした。

これで初回の先制点も会わせて巨人が4-0。
さらには六回、ラミレスにも超弾丸ライナーのソロ本塁打が飛び出し5-0。試合中盤にして勝負あったかのように思われた。

それでもここは日本シリーズの舞台。相手の西武だってパ・リーグの混戦を勝ち上がってきただけありやられっぱなしで黙っちゃいない。
ラミレスに豪快な一発を浴びた直後の六回。走者2人を出し得点のチャンスに打席には“おかわりくん”こと中村剛也内野手が立った。
すると先発・内海のあとを引き継いだ巨人の2番手・西村健の甘く入った144キロのストレートをフルスイング。
打った瞬間これと分かる弾道で、見事3ラン本塁打を放ち点差を一気に2点にまで縮めた。

逆転もいける! そんな空気に球場全体が包まれたのだが、その雰囲気を巨人の燃える男が叩き割った。
先日の第2戦で左手に死球を受けた小笠原だ。この日、3番・三塁で強行出場した小笠原は八回、西武バッテリーの内角攻めに苦しみながらも、その中の一球を腕をうまくたたんでフルスイングし、これが見事に右翼席にスタンドイン。
とどめを刺す貴重な一点となった。

結果、6-4で巨人が勝利し巨人が2連勝。対戦成績を2勝1敗とし初戦の敗戦を帳消しにしてみせた。

試合後のインタビューで序盤に貴重な3ランを放った鈴木尚は、
「もう少し右足にタメをつくって打てとアドバイスされたので、うまく軸で回ることができたんだと思います。監督に感謝です」と、試合前の監督の助言が試合ですぐに生かされたことを明らかにした。

やはりこの試合も監督と選手との間にある信頼関係によるものだったといえる。

次の試合を勝利すれば日本シリーズ制覇に大手をかける巨人。
西武がそれに待ったをかけるのか、試合はますます白熱するばかりである。
(2008年11月5日)
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