巨人･グライシンガーが完全復活の兆し! 首脳陣は開幕ローテ入りを示唆!

【オープン戦巨人 3-0 ソフトバンク】
巨人のセス･グライシンガー投手が9日､ヤフードームで行われたソフトバンク戦に先発｡
5回を2安打無失点6奪三振と好投し､開幕ローテーション入りへ大きく前進した｡

昨季､右ひじの故障で出遅れ､6試合に登板し0勝2敗､防御率5.48という成績に終わったグライシンガー｡
それだけに､今季に懸ける意気込みは強い｡

オフは体調管理を徹底し､自主トレ期間から3度のブルペン入り｡
異例のスピード調整で､この日のオープン戦に臨んだ｡

仕上がりの良さを証明するように､直球の最速は143キロを記録｡
変化球も低めに制球し､ゴロアウト7つと持ち味の打たせて取る投球を披露した｡

試合後､川口投手総合コーチは開幕ローテ入りについて､
｢そう思ってもらって結構です｣(スポーツ報知より)
と早くも当確を示唆｡
原監督も､
｢コンディションが良ければしっかり戦える人ですから｣(同)
と納得の表情を浮かべた｡

しかし､グライシンガーに油断する様子はない｡
首脳陣から賞賛の声が挙がる中､試合後も､
｢右打者の内角(球)が課題｡チェンジアップも高く浮いた｣(同)
と反省を口にした｡

巨人の外国人先発投手枠は2枠とみられている｡
11日には新戦力･バニスターが広島とのオープン戦に先発予定となっており､開幕を前に外国人投手の競争が激しくなっていきそうだ｡

(2011年3月10日)

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