西武が大久保博元氏との徹底抗戦を宣言!! 菊池雄星の出廷にも応じる構え!?

西武は16日､選手への暴力行為があったとして昨年7月に解雇した前2軍打撃コーチの大久保博元氏から､契約解除の無効確認や未払い報酬金と慰謝料などの支払いを求めた訴状が14日に届いたと発表｡
また､大久保氏から暴行を受けたのが菊池雄星投手だったことを正式に公表した｡

キャンプが行われている宮崎･南郷スタジアムで会見に臨んだ西武･飯田則昭専務は､
｢球団としては理解に苦しむ｡信じられない気持ち｡正々と毅然(きぜん)とした対応を取りたい｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡
改めて球団の正当性を主張し､徹底抗戦していく構えを明らかにした｡

西武は昨年7月､
｢指導という言葉を借りた暴力行為は容認できない｣(同)
として大久保氏を解雇｡
すると､同氏は解雇直後の8月に地位保全などを求め東京地裁に仮処分を申請｡
しかし､この時は申請を却下され､東京高裁への抗告棄却されていた｡

この日の会見で飯田専務は､暴行を受けたのが菊池だったことを球団として初めて公表｡
その理由を､
｢事実に反する発言は球団および菊池選手の名誉を毀損(きそん)していると考えている｣(同)
と説明し､
｢菊池雄星投手の名誉を回復することに努める｣(同)
と今後は法的手段も辞さない姿勢を明らかにした｡
また､大久保氏側は菊池に出廷を求める意向を明らかにしているが､必要であればシーズン中でも出廷させる考えだという｡

昨年痛めた左肩が癒え､今季は先発ローテーション入りが期待されている菊池｡
周囲の雑音で調整のペースが崩れなければいいが｡

(2011年2月17日)

その他のBASEBALLニュース