岡崎慎司の移籍先にC大阪と神戸が急浮上!? 海外移籍は交渉決裂の可能性大!?

サッカー･アジア杯､先日のサウジアラビア戦でハットトリックを達成したFW岡崎慎司は20日､主力組として練習に参加｡
ベスト4を懸けたカタール戦でもの右MFでの先発起用が予想される｡

｢コンディションもいいし､自信がある｣(サンケイスポーツより)
と練習中も明るい表情をみせた岡崎｡
相手はホームの大歓声を受け勢いに乗る開催国だが､
｢前半20分くらいまでは前線からプレスをかけてくるし(マークを)外せばチャンスになる｡裏のスペースが空くと思う｣(スポニチアネックスより)
と早くもゴールへのイメージを膨らませている｡

その一方で､大会後に確実とみられていたドイツ1部･シュツットガルトへの移籍は､ここにきて交渉がストップ｡
移籍金について岡崎が所属する清水エスパルス側とシュツットガルト側の主張が対立しているという｡

清水と岡崎の契約は今年1月31日で満了するが､ドイツの移籍市場も1月末まで｡
そのためシュツットガルト側は移籍金ゼロでの移籍を主張しているが､清水側は契約期間内の移籍である以上､移籍金が発生すると主張｡

清水の早川巌会長は､
｢FIFA(国際サッカー連盟)にも問い合わせをし､移籍金は『必ずもらってください』という回答がきた｡だから(移籍金)ゼロでは出せない｣(東京スポーツより)
と強気な姿勢をみせており､交渉決裂の可能性も出てきている｡

昨年､岡崎の元には欧州3クラブからオファーがあったというが､代理人を務めるロベルト佃氏は早くから移籍先をシュツットガルトに一本化｡
そのため交渉決裂となれば､今冬の海外移籍は難しくなりそうだ｡

そんな中､ドイツリーグ事情に詳しい関係者は､
｢清水は強硬だから岡崎の移籍が破談する可能性もある｡とすれば､他のJリーグクラブに移籍するのは間違いない｣(同)
と岡崎が日本に残った場合､清水を出ると予想｡
そこで急浮上した移籍先がJ1･セレッソ大阪とヴィッセル神戸だ｡

昨季､J2昇格組ながら攻撃的サッカーでリーグ3位と躍進したセレッソ大阪｡
しかし､オフにMF家長昭博のスペイン1部･マジョルカ移籍が決定｡
その後も主力級の選手が次々と移籍し､攻撃陣の補強が急務となっている｡

前出の関係者は､
｢ACL(アジアチャンピオンズリーグ出場)があるので､岡崎にとっても魅力的ではないか｣(同)
と指摘｡
再び海外移籍を目指すのであれば､ACL出場は絶好のアピールの場となるだろう｡

一方､ヴィッセル神戸は兵庫県出身の岡崎にとって地元のチーム｡
滝川二高時代の恩師が同クラブに所属していることも､移籍を後押しするとみられている｡

サウジアラビア戦の活躍で日本の救世主として注目を集めた岡崎だが､帰国後の動向にも注目が集まりそうだ｡

(2011年1月21日)

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