広島のドラ1･福井優也は｢超オレ様男｣!! ふてぶてしいのはマウンドだけじゃない!?

日本ハム･斎藤佑樹､西武･大石達也の2人に比べ､いまいち印象の薄い広島･福井優也投手｡
ドラフト史上初､同一チームから3人が1位指名を受け大きな話題となった"早大三本柱"の一人だが､メディアで取り上げられるのは斎藤と大石がほとんどだ｡

話題性では同期の2人に大きく差をつけられているが､広島からの期待は大きい｡
斎藤､大石と同じ新人選手に対する最高条件である契約金1億円プラス出来高5000万円､年俸1500万円で契約を結んだ｡

ある在京スカウトは､
｢斎藤や大石はその日の調子次第で制球を崩すこともあるが､福井は安定している｡右投手は右打者の内角は攻めにくいもの｡少しでもコントロールが狂うと長打を浴びるからです｡福井は勝負どころでも右打者の内角に､思い切って直球を投げ込める制球力と気持ちの強さがある｣(日刊ゲンダイより)
と福井のマウンド度胸を高く評価｡

4年間最も近くで福井を見てきた早大の応武監督も､
｢(3人の中で)一番プロ向きの性格｣(同)
とその精神面に太鼓判を押している｡

そんな福井らしさが発揮されたのが､16日に行われた明治神宮大会の優勝祝賀会｡
斎藤や大石が集まった報道陣に優等生的な発言を繰り返しているのに対して､福井は開口一番､
｢疲れていますよ｡眠いです｣(同)
とふてぶてしくコメント｡

さらに､プロの世界でチームメートだった斎藤や大石と対戦することについては､
｢生きるか死ぬかとかじゃないんで、気楽に楽しみたいな､と｣(同)
余裕をみせた｡

福井がそのふてぶてしさを育てたのが高校時代｡
1年時からエースを務め､2年時には甲子園初出場初優勝という快挙を達成した福井は学校のスターだった｡
｢福井の出身校である済美高(愛媛)は生徒獲得のために02年に女子高から共学になった｡当時､学校側は生徒集めの看板として野球部に力を入れていた｡ただでさえ野球部員は肩で風を切って歩いていたが､1年時からエースを張っていた福井は『超オレ様男』として評判だったようです｡それだけモテモテだったのです｣(同)

どうやら､ふてぶてしい態度はマウンド上だけのものではないようだ｡

広島は今季､2桁勝利をマークしたのが前田健太のみと先発投手陣が手薄｡
そのため福井には､1年目から先発としての活躍が期待されている｡

斎藤や大石よりもチーム内での競争が少ない広島で､福井の"オレ様"ぶりは益々悪化していきそうだ｡

(2010年12月23日)

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