ロッテが里崎智也と異例の複数年契約!! 隠された球団の狙いとは!?

ロッテ･里崎智也捕手が2日､千葉マリンで契約更改交渉に臨み､2年総額3億円でサインした｡
ロッテは昨オフから複数年契約を原則として認めない方針を発表｡
しかし今季､背筋痛などで78試合の出場に留まった里崎に対し異例の待遇を提示した｡

交渉を終えた里崎は､
｢今季はケガもして､来年に不安も残っている中で複数年にしてもらった｡体のことを気にしないでやれる｡厚い信頼をもらい感謝している｣(デイリースポーツより)
と満面の笑み｡
石川球団運営本部長は複数年契約の理由を､
｢里崎は無理をするタイプで､責任感も強い｡複数年は好きじゃないけど､性格を考えると臨機応変に使った方がいいと思った｣(スポーツ報知より)
と説明した｡

しかし､この裏には里崎をチームの顔として推していきたい球団の事情もあるだろう｡
ロッテは今オフ､メジャー移籍を表明している西岡剛内野､小林宏之投手の退団が決定的｡
人気選手がチームを離れる中､
｢逆指名で入ったわけだから､最後まで自分の意思でチームを離れることなくロッテで終わりたい｣(デイリースポーツより)
とFA権を行使せず"生涯ロッテ"を誓った里崎はチームにとって貴重な存在だ｡

来季年俸こそ500万円減となったが､
｢お金以上に､球団からの期待を感じた｣(同)
と引き締まった表情でコメントした里崎｡
連続日本一へ､誰よりもロッテを愛する男がチームを引っ張る｡

(2010年12月3日)

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