楽天退団の中村紀洋に厳しい現実!! 阪神移籍希望も｢枠ない｣と一蹴される!!

楽天を戦力外になった中村紀洋内野手が21日､兵庫･西宮のビーコンスタジアムで自主トレを公開｡
かつて豪快なフルスイングで本塁打王を獲得した男はプライドを捨て､全球団OKの姿勢でオファーを待つ｡

｢代打で十分だし､育成選手でもいいです｡年俸400万円でも｡声をかけてもらえれば､どこでも行きますよ｣(サンケイスポーツより)
練習後､報道陣に囲まれた中村は切実な思いを口にした｡

今季､シーズン序盤は調子がよく､一時は打率3割をマーク｡
交流戦では4番を任されるなど貧打にあえぐ楽天打線を引っ張ったが､後半戦になると失速｡
シーズン終盤に肉離れ起こし登録抹消されると､そのまま戦力外を通告された｡

しかし､今季13本塁打と長打力はいまだ健在｡
本人も､
｢ユニホームさえ着させてもらえば自信はある｣(スポーツ報知より)
と自信を見せている｡

そんな中村､全球団OKを宣言しながらも､
｢僕､阪神ファンですからね｡タテジマ､着たいなあ･･･阪神(から誘いが)来ませんかね｣(サンケイスポーツより)
と大阪出身者らしい本音もチラリ｡
｢阪神は右の大きいのが打てる代打っていませんよね｣(同)
としっかり阪神のチーム状況も把握していた｡

しかし､現実は厳しい｡
現時点で他球団からのオファーはなく､自ら熱烈ラブコールを送った阪神も､
｢枠がない｣(同)
と一蹴した｡

24日の第2回合同トライアウトには参加しない予定の中村｡
｢キャンプを１人ですることになるかもしれないが､ひたすら吉報を待ちます｣(デイリースポーツより)
と長期戦も覚悟し､黙々と汗を流し続ける｡

(2010年11月22日)

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