楽天､次なる補強はメジャー帰りの問題児!? 抑え候補に金炳賢をテスト!!

楽天は16日､前アスレチックス･岩村明憲内野手と正式契約を結んだことを発表した｡
出来高を含めると最大3年総額約10億円にも及ぶ大型契約だという｡

星野仙一氏が新監督に就任し､来季の巻き返しを図る楽天｡
岩村につづく､補強第2弾が早くも動き出している｡

楽天が次に白羽の矢をたてたのは､メジャー9年間で通算54勝86セーブを挙げた金炳賢(キム･ビョンヒョン)｡
1999年にダイヤモンドバックスに入団したキムは､アンダースローから放たれる150キロ超の直球と"フリスビー"と称される鋭いスライダーを武器に活躍｡
2002年に23歳でオールスターに出場するなど若くして成功を収めた｡

しかし､その一方でファンからのブーイングに対して中指を突き立てるなど"問題児"としても知られており､オフの契約更新は毎年のように難航｡
メジャー9年間で6球団を渡り歩き､2008､2009年は所属チームが見つからず浪人生活を過ごした｡

16日､Kスタ宮城で楽天の入団テストを受けたキム｡
ブルペンでの投球は完全非公開で行われたが､テストに立ち会った田淵ヘッド兼打撃コーチは､
｢ブランクは感じなかった｡右打者の内角にいい球を投げていた｡オレだったら腰が引けちゃうな｣(スポニチアネックスより)
と絶賛｡
キム自身も､
｢これから練習すれば本来の姿に戻れると思う｣(同)
と手応えを口にした｡
テストは17日にも行われ､その場で合否が伝えられるという｡

今季､抑え投手を固定することができず､接戦でもろさをみせた楽天｡
星野監督がこの"問題児"を手なずけることができれば､大きな戦力となりそうだ｡

(2010年11月17日)

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