福田優也が一番プロ向き!! 斎藤､大石の影に隠れた男にプロも最高条件提示!!

ドラフト史上初めて同一チームから3人が1位指名を受けるという快挙を成し遂げた､早大の斎藤佑樹投手､大石達也投手､福井優也投手｡

アマ球界を代表する人気者･斎藤､6球団が1位指名した大石に比べると話題に乏しいのが福井だ｡

愛媛県･済美高校で1年生からエースを務め､甲子園に3回出場｡2年春には優勝も経験している｡
高卒として巨人にドラフト4位指名を受けたが入団を拒否し､一浪の末､早大に入学したという異色の投手だ｡

4日の会見では､終始緊張した表情で､
｢広島は若い選手が多い印象｡これから斎藤や大石と対決できればいい｣(ニッカンスポーツより)
と抱負を語った福井｡
時折､笑顔を見せるなど明るい表情で抱負を語った斎藤や大石とは対照的だった｡

しかし､早大･応武監督は､
｢早実から斎藤､推薦で入った大石｡それに対して福井は1年浪人して入った苦労人だ｣(同)
とし､
｢見た目はふてぶてしいが､やさしい人間だ｡もっともっと伸びてほしい｡三者三様だが､福井は一番プロ向きの性格をしている｡躍動感ある選手になってほしい｣(同)
と太鼓判を押した｡

指名した広島も福井の潜在能力を高く評価しており､新人としては最高条件となる契約金1億円プラス出来高5000万円､年俸1500万円を提示する予定だという｡

巨人への入団拒否を､
｢遠回りじゃなかったと思います｣(同)
と言い切った福井｡
早大で影の存在だった男は､プロで一番の輝きを放つことはできるだろうか｡

(2010年11月5日)

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