｢金のため｣ノムさんが相次ぐメジャー挑戦を痛烈批判!! 本人は10億でも動かない!?

多くの有力選手がメジャー挑戦するとみられる今オフ｡
スター選手の流出でファン離れが叫ばれる中､野村克也東北楽天ゴールデンイーグルス名誉監督がこの状況に苦言を呈した｡

先日放送されたスポーツ番組『S1』(TBS)の人気コーナー｢ノムさんのボヤキ部屋｣で野村氏は開口一番､
｢どいつもこいつもメジャー､メジャーってアメリカ行っちゃうけど､日本のプロ野球はどうなんるんだ｣
と呆れ顔でボヤくと､
｢一流選手って簡単には出ないでしょ｡それが行っちゃうから｡日本の野球レベルは下がるし､一流が一流を育てるので､一流の選手は育たなくなるし､コミッショナーなにやってるの?｣
と選手だけでなく､メジャー流出になんな策もとらないコミッショナーにも言及した｡

また､最近ではメジャーから日本球界に復帰する選手が多いことを挙げ､
｢ある程度､(本人の)わがままで行くわけだから｡帰ってきて､堂々と日本で野球やってるじゃないですか?なんなんだ､お金ですかね｣
とチクリ｡

番組MCの魔裟斗から､
｢もし､野村監督にヤンキースから10億円できてくれって言われたら｣
と尋ねられた野村氏は､
｢いかない｣
と即答｡

｢僕はね､いずれは､真のワールドシリーズをやってほしい｡メジャーのチャンピオンと日本のチャンピオンが戦う､そういう時代がきていいと思うんですよ｡そうすると､あんまり選手はメジャーに憧れはしないだろうと思うんだけど｣
とボヤくだけでなく､現状を打開する案を提案して見せた｡

最後に､
｢"自分の腕を一番高いレベルで試したい"なんて､カッコいいこと言ってるけど､本当はお金ですよ｣
と言い捨てた野村氏｡

誰よりも日本球界を考えているからこその厳しい意見｡
メジャー挑戦を意識している選手たちにはどのように響いただろうか｡

(2010年10月24日)

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