中17日も関係ナシ!! 中日が完封リレーで巨人を圧倒!!

【中日 5-0 巨人】セ･リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージは中日が完封リレーで巨人を圧倒｡
対戦成績を2勝(アドバンテージの1勝含む)とし､今日勝てば日本シリーズ進出へ王手をかける｡

レギュラーシーズン終了から中17日｡
久しぶりの真剣勝負で試合勘が不安視されていた中日｡
しかし､その不安を初回から吹き飛ばして見せた｡

巨人先発の東野に対し､先頭の荒木が中前打で出塁すると､2番英智がすかさず送りバント｡
1死二塁となり3番森野は､追い込まれてから逆方向へはじき返すと､二塁走者･荒木は迷わず三塁を蹴り一気にホームイン｡
左翼ラミレスの守備位置と肩を見極めていたからこそのプレー｡シーズンさながらの集中力を見せ､見事に先制点を奪った｡
さらに､ブランコ､藤井の適時打で一挙4点を奪い､試合の主導権を握った｡

試合後､落合監督は､
｢日にちが空いて難しい試合だったが､疲れを抜くのにちょうどいい期間だったんじゃないか｣(スポニチアネックスより)
と余裕の表情で語った｡

その言葉とは裏腹に､リーグ最終戦後､落合監督は出場登録28選手を全員抹消し､
｢1度まっさらにして誰が使えるか､使えないかを判断しないと｣(同)
と主力全員を引きつれ､宮崎フェニックス･リーグに参加｡
雨の日でも練習試合を行うなど､高い集中力を保ちながら万全の準備をしてきた｡

今日勝てば早くも日本シリーズ進出へ王手をかけるが､先制打を放った森野は､
｢そう簡単に勝たせてくれる相手じゃない｡あしたも気を引き締めていく｣(同)
と決してスキを見せない｡

パ･リーグはシーズン覇者のソフトバンクが同3位のロッテに苦渋をなめたが､中日に油断という言葉はなさそうだ｡

(2010年10月21日)

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