ソフトバンクが大逆転V!! 秋山幸二監督､最終戦で歓喜の胴上げ!!

ソフトバンクがダイエー時代の2003年以来､7年ぶりのリーグ制覇を果たした｡

ソフトバンクは26日､ナイターの楽天戦(Kスタ宮城)に3－8で敗れたが､デーゲームで西武が日本ハムに負けたため優勝が決定｡

｢西武敗戦｣の一報が入ったのは三回の攻撃中だった｡
いつも冷静な秋山幸二監督もこの時ばかりは目を潤ませ､何度も右腕を突き上げた｡

シーズン最終戦となる144試合目には敗れたが､もう関係ない｡
両手を上げた1メートル86の大きな体が､仙台の夜空へ､6度舞い上がった｡

｢144試合目(最終戦)での優勝｡本当に長かったし､ホッとした｡気持ちも宙に舞っていました｣(サンケイスポーツより)

残り6試合で､首位･西武とのゲーム差は3.5｡
1つでも落とせば優勝が絶望的となる18日からの直接対決に3連勝｡
さらに､23日のロッテ戦､ダルビッシュが先発した25日の日本ハム戦にも勝利｡
最終戦に敗れはしたが､自力で引き寄せた優勝に秋山監督の喜びもひとしおだ｡

試合を見守った王貞治球団会長は､
｢本当に素晴らしい戦いだった｡みんながよく頑張った｣(同)
とコメント｡
グラウンドに下り､秋山監督とガッチリ握手を交わした｡

｢僕の時は(CS突破の道を)切り開けなかった｡秋山監督が流れを変えて､クライマックスシリーズはソフトバンクの歴史をつくるために乗り越えてほしい｣(同)

プレーオフ､CSと2004年から始まったポストシーズンは5度挑戦し､1度も突破したことがない"鬼門"｡
王球団会長は､自身の帝王学を伝承した秋山監督に熱いエールを送った｡

日本シリーズ出場へ向け､10月14日から本拠地･ヤフードームでCSファイナルステージに臨むソフトバンク｡
王球団会長の言葉を胸に､秋山監督がソフトバンクに新たな歴史を刻む｡

(2010年9月27日)

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