巨人､首位陥落でゴンザレス2軍降格｢学習能力がない｣

27日に行われた巨人対中日戦｡
巨人は先発のゴンザレスが5回途中7失点KOし､3-10で大敗｡
チームは阪神の勝利を受けて､5月3日から守り続けていた首位から陥落することとなった｡

3-3で迎えた五回の守備で全てが決まった｡
2死走者なしから4連打を浴びて降板｡
森野の決勝2ランは初球､捕手の阿部は内角高めを要求したが､シュート回転した真ん中の直球を痛打された｡
降板直前の和田の左二塁打も､外角を狙ったスライダーが2球連続で外れ､ストライクを狙った直球が甘くなった｡

｢先発がああいう状況になると､ゲームはなかなかいい方向には行きませんね｣(デイリースポーツより)

意図も意思も感じられない投球に原監督も苦言を呈した｡

昨年15勝を挙げ､グライシンガーが右ヒジの故障で開幕から離脱していただけに､今季はエース格として計算されていたゴンザレスだが､この日で3勝9敗｡
試合後､伊原ヘッドコーチは､

｢学習能力がない｡ファームでやるしかない｣(同)

と2軍降格を明言｡

｢調子は悪くないが､結果は結果だから｣(同)

ゴンザレスは言葉少なく下を向いた｡

今季6度目の2ケタ失点で中日に4連敗｡
阪神に首位を譲っただけでなく､3位中日とのゲーム差も2に詰まった｡
｢明日切り替えて｣と必死に前を向いた原監督だが､チームを覆う空気は重い｡

(2010年7月28日)

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