阪神･金本､後半は全戦スタメンだ!! クリーンアップの可能性も

右肩痛から復活した阪神･金本知憲外野手が26日､後半戦の全試合にスタメン出場する見通しとなった｡
この日､炎天下の甲子園でみっちりと送球練習を行い､状態を確認した金本｡
6連戦が続く真夏の戦線を前に､G逆転への闘志を燃やした｡

気温32度の中､黙々と送球練習を続ける金本｡

｢連戦?もう大丈夫やろ｣(スポーツ報知より)

無言で白球を投げ続けるその姿に､山脇守備走塁コーチも目を細める｡
午後2時から軽めの1時間半｡主力組はフリー打撃を終えるとロッカーへ引き揚げたが､金本だけが外野へ向かう｡
最初にフェンスに向かってのネットピッチを行うと､50mほどの強めのキャッチボールをはさみ､再びネットピッチでスローイングを確認した｡
さらに最終組の若手のフリー打撃では､左翼の守備位置へ｡
｢実弾ノック｣を行い､締めは再びキャッチボール｡
全体練習終了の声がかかっても､居残りでキャッチボールを続けた｡

この日､｢打撃は問題ない｣と改めて期待を寄せた和田打撃コーチは打順について､

｢まだ決まっていない｡当日に決める｣(サンケイスポーツより)とした上で､

｢誰が(調子)いいとか悪いとかじゃなく､総合して考えます｡色々な要素があるし､理想もある｣(同)

と説明｡
先発復帰後は｢6番･左翼｣での出場を続けている金本だが､
和田打撃コーチが以前｢本来はそんなところを打つ選手じゃない｣と話していたように､打順を理想のクリーンアップへ戻す可能性は大いにある｡

27日の後半戦開幕に向け､臨戦態勢はすでに整った｡
宿敵からの逆転優勝という最高の結末を迎えるため､全ての不安を払った金本がチームを牽引する｡

(2010年7月27日)

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