デーブ後任に田辺氏かおかわり育てた｢のびのび指導｣に定評

西武は解任とした大久保博元前2軍打撃コーチ(43)の後任として､昨年まで2軍打撃コーチで､現在は編成部プロ担当スカウトを務めている田辺徳雄氏(44)を候補に挙げていることが24日､分かった｡
大久保コーチは､雄星投手への暴行などを理由に､22日付で電撃解任｡08年に続く2度目の不祥事のため､復帰の可能性は低い｡
緊急事態を打開するため､｢のびのびとした｣指導で実績のある田辺氏の名が白羽の矢が立った｡

田辺氏は引退後の02年から西武2軍打撃コーチに就任｡
07年は2軍野手総合コーチ､08年は2軍守備走塁を歴任した｡
高卒入団組の中島､栗山､中村ら､1軍の主力として活躍するバッターを育てた実績があり､
｢のびのびと練習させて､その中で選手の特性を理解し､明確なアドバイスで導く｣
として､指導力の高さには定評がある｡

突然のデーブ解任だが､タイミングは良かったのかもしれない｡
7月末でトレード期間終了を終えるため､編成部プロ担当としての仕事に区切りがつく｡
去年までコーチをやっていただけに､適応は早いだろう｡

27日からのイースタンリーグ再開に向け､一刻も早く対応したいこの問題｡
西武が導き出す答えはいかに｡

(2010年7月26日)

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