オリ金子千､パ最多タイの3戦連続完封!! パ史上7人目の快挙

14日に行われたオリックス対ロッテ戦､オリックス先発の金子千がロッテ打線を7安打無失点に抑え､3試合連続の完封勝利で7勝目を挙げた｡
1日の楽天戦からの3試合連続完封は95年の日本ハム･グロス以来､リーグ史上7人目の最多タイ記録だ｡
試合は投打のかみ合ったオリックスが完璧な内容で借金を0とした｡

最大のピンチは最大の見せ場でもあった｡
八回､1死から今岡､今江に連打を許すと､井口にはストレートの四球を与えて満塁としてしまう｡
しかし､ここで金泰均を外角低めのフォークで遊ゴロ併殺に打ち取る｡
思わずガッツポーズをとった｡

｢併殺を取りにいっていた｡1点もやらない投球やった｣(スポニチアネックスより)

岡田監督も狙い通りに仕留めた細腕のエースを賞賛する｡

九回2死､福浦を7球連続の直球勝負で空振り三振に仕留め､リーグタイ記録の3試合連続完封を達成｡
本人は｢記録はぜんぜん知らなかった｣と話したが､
チームでは歴代2位の通算350勝を誇る米田哲也以来､実に45年ぶりの快挙だった｡

｢余裕はなかったので一生懸命に投げました｡これまでやられていたし､相手がロッテで良かった｡今日こそは､という強い気持ちだった｣(同)

09年から5連敗できたロッテ戦｡
岡田監督は｢だいぶ変わってきたんとちゃうか｡3試合(完封)はなかなかできんぞ｣と好調の投球に満足げだ｡
7月はいまだ無失点｡借金を完済したオリックスに､頼もしい柱が戻ってきた｡

(2010年7月15日)

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