侍ジャパン、カブス勝利も課題山積み…イチロー安打なし

第2ラウンドに向け、米アリゾナ州で直前合宿中のWBC日本代表は12日、
シカゴ・カブスとの強化試合に臨み、
代表としての意地を見せ、3-2でなんとか勝利を収めた。

無難な立ち上がりを見せた試合がまず動いたのは三回。
先頭打者の7番・城島が右前安打で出塁すると、
その後9番・川崎が値千金の左中間を破るタイムリー三塁打を放ち日本が先制。

ここでの得点はこの1点に留まったが、
日本の先発ダルビッシュが二回を二安打無失点と好投した。

しかし四回にはカブスも反撃に出る。
先頭のフォンテノーが、ダルビッシュの後を引き継いだ2番手・小松から中前打を放ち出塁すると、
小松の暴投でさらに進塁。
その後、代わった山口が8番のバコに中前タイムリーを放たれ1点を献上。
試合はまた振り出しに戻る。

その後日本は、福留の中前タイムリーで3-1とカブスを突き放したものの迎えた九回。
抑えの藤川が、カブス・田口に中越えのタイムリー二塁打を浴び3-2。

しかしそこは日本を代表する抑えのエース。
最後の打者をフォークで三振に打ち取り1点差ゲームを日本がものにした。

海を越えても打撃陣に今ひとつ勢いが出ない日本。
15日に行われる第2ラウンド初戦に向け、不安を残す結果となった。

(2009年3月13日)

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