岸が4度目の正直!! 凱旋登板で初白星

スタンドを見上げて笑顔の岸。地元・仙台で初のヒーローインタビューだ。
22日に行われた西武対楽天戦、西武の岸は4度目の凱旋登板にしてようやく白星をつかんだ。

「物凄く緊張しました。（仙台で）なかなか勝てなかったですけど、普段通りに投げようと思っていました。きょうは勝たせてもらったという感じです」（スポニチアネックスより）

初回からピンチの連続。四回には4安打を集中され、五回には聖沢にプロ1号を許す。
六回を投げ、打線の援護と中継ぎリレーにも助けられ、11安打3失点と苦しみながらも粘りの投球でリーグトップタイの9勝目を手にした。

仙台出身で地元東北学院大に進学し、通算23勝を挙げた。
2年ぶりのKスタ宮城でのマウンドに思い出深い試合の話が出た。
4年前の5月21日に、東北工大を1安打完封し、チームを35季ぶりに優勝に導くとともに、東北福祉大の連覇を34で止めたあの試合。
「よく覚えています。試合の後にみんなでベンチ裏で騒いでいました。あの頃が一番楽しかったなあ」

チームは今季5度目の4連勝で、貯金を最多の17に伸ばした。
渡辺監督は「3点でよく収まった。粘り強く投げた結果」と、例え本調子ではなくても勝てる投球をたたえた。
凱旋勝利を挙げた岸。4年連続の2ケタ勝利に王手をかけた。

(2010年6月23日)

その他のBASEBALLニュース