マー君まさかの乱調!? 交流戦初黒星に「気分悪い」

13日に行われた交流戦の楽天対ヤクルト最終戦。
これまで交流戦4戦全勝だった楽天の田中が、今季初完封も見えた八回でまさかの乱調。悔しい初黒星を喫することとなった。

1点リードで迎えた八回。一死二、三塁のピンチを招き、力が入ってしまった。
打席に入ったガイエルを前にこの試合初の雄叫びで気合を注入。3球目に最速151キロを計測するなど、150キロ台の直球を連発。
しかし力みすぎたか、四球で満塁としてしまうと、デントナの犠打で同点に追いつかれる。
続く飯原にも四球で再び満塁を与えてしまい、そこで相川へ今季2度目の押し出し四球。最後の最後で決勝点を許してしまった。

「マウンドの降り方、点の取られ方は気分が悪い。ピンチでの対処の仕方ですよね。力が入ってボール、ボール。ああいう結果になっても仕方がない」（サンケイスポーツ）

ヤクルト・由規とは昨年5月20日以来2度目の投げ合い。今回は後輩より先にマウンドを降りたが、
それでも「スライダーは曲がらなかったりしてたけど、あれだけの真っすぐを投げられるのはすごい」と1歳年下の右腕の成長を認めた。
チームは一ヶ月ぶりの3連敗で借金は4に。
それでも、交流戦で借金を3つ減らしたブラウン監督は「いい流れをつくることができた。交流戦前のチームとは違う」とリーグ戦再開に自信を見せていた。
田中も、「状態はあがってるし、立ち止まるわけにはいかない」と前向きなコメント。
悔しさをバネに、18日から再開するリーグ戦での奮起を胸に誓った。

(2010年6月14日)

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