米独立リーグ所属の仁志が引退･･･

米独立リーグ、アトランティック・リーグのランカスターは8日、所属する仁志敏久内野手（38）の引退を発表した。
仁志は巨人、横浜で主に二塁手として活躍。ランカスターでは4月からプレーしていた。

今季仁志は31試合に出場し、5月には8試合連続安打を記録したが、その後は不振が続き11試合でわずか3安打に留まった。
通算での成績は打率・208、1本塁打、3打点だった。

茨城・常総学院高から、早大、日本生命を経て1995年のドラフト2位で巨人に入団。3度のリーグ優勝を経験し、ゴールデングラブ賞も4度受賞した。2006年秋にトレードで横浜に移籍した。

個人としては、良くも悪くも思ったことを正直に言う性格で、その発言が度々物議を醸していたが、球団側に対しても遠慮なく問題提起をした数少ない人物の一人でもある。
球団合併騒動の12球団共同署名活動では、選手会副会長として、当時の選手会長であった高橋由伸と、同じく副会長であった上原浩治とともに多大な貢献をした。
また一方で、緻密な野球論理を持っており、球団主催の少年野球教室や、プロ野球シンポジウムでの解りやすく奥の深い指導には他の現役選手OBからも高い定評がある。
張本勲からは「選手やめてもコーチで飯食える」と評価されていた。

(2010年6月9日)

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