ロッテに続いてオリックスも10者連続安打達成!! 岡田監督「地方は何が起こるか分からんな」

7日、神宮と福山で、ロッテとオリックスがそれぞれほぼ同時刻にプロ野球史上最多の10者連続安打記録を達成する珍事が起きた。
福山市民球場で行われたオリックス対広島の4回戦。
両軍合わせて43安打、30得点を超える大乱打戦の中、ロッテにわずかに遅れてオリックスが偉業を達成した。

8-7の1点リードの六回一死一塁、坂口の二塁内野安打から記録的猛打ショーが幕を開ける。
走者一、二塁から荒金が左前適時打を放つと（2安打目）、後藤、T-岡田がそれに続いて3者連続適時打を決める（3、4安打目）。
さらに北川が走者一、三塁カウント2-3から3ランを放ちリードを広げたオリックス（5安打目）。
しかし攻撃の手は緩めない。
日高、一輝、喜田剛、大引、坂口が5本の単打をつなげてこの回8点目を決めると、時間にしてわずかにロッテに遅れたがあっさりとプロ野球史上最多の10者連続安打を記録した。
試合はこの後も乱打戦が続いたが、オリックスがリードを守って21-10で大勝した。

この日は記録づくしだったオリックス。
初回に後藤が放った右越えの5号ソロは史上5チーム目の球団通算7500本塁打のメモリアル弾。
カブレラ、ラロッカの両大砲も、打撃好調だったバルディリスもいない中で放った1試合5本塁打は今季チーム最多で、25安打も21得点も今季両リーグ最多で球団31年目ぶりの猛打。国内打線が絶好調の打撃をみせた。

「地方球場は何が起こるか分からんからな。つなぐ気持ちがあるかもしれんけどな。調子が上がってきた選手が増えてきたということよ」（スポニチアネックス）
岡田監督の残したコメントはあっさりしたものだったが、オリックスは現在3連勝中で西武と並ぶ交流戦首位。
投手陣に課題が残っているものの、チームは順調に調子を上げている。

(2010年6月8日)

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