マー君得意のドラ狩りで交流戦通算10勝目!!

23日に行われた楽天対中日戦。この日楽天の田中将大が7回6安打1失点の好投を見せてチームトップの6勝目を挙げた。
田中はこれで中日相手に負けなしの4勝目を手にし、得意のドラゴン狩りを確かなものとして見せ付けると、07年から登板している交流戦において、球団初となる通算10勝目を記録した。

しかし、当の田中はロッカールームにて反省しきり。
「全部においてダメ。でも、よくないながらもゲームを作って投げることはできた。まあまあ、かな?」(サンケイスポーツ)
と、結果云々より中身がな、と苦笑いで振り返る。

初回以外は毎回走者を許した。
しかし要所はしっかりと押さえ、二回一死満塁のピンチには粘りの投球で乗り切って見せた。
失点は六回にブランコに放たれたソロのみ。中日相手に負けなしの4勝目を挙げたわけだが
「中日はたまたま。いつも当たるわけじゃないのは相手も一緒だから」と謙虚な姿勢。

しかし交流戦での好投の理由は自分でもよく分かっている。
「対戦が少ないから(相手は)どういう球か分からない。データを見ても打席に立ってみないと分からない違いがある。そのときに(いけると)感じたボールを投げるときもある」
データに惑わされずに自分の球を投げることに集中できるのだ。

この試合、バットでも奮闘を見せ、四回一死二、三塁のチャンスに中犠飛を決めてチームに貢献。
「(打席に立てて)楽しいですよね」と、ここでは明るい表情を見せてくれた。
チームは交流戦で5勝4敗と白星先行。最下位の危機はまだ去ったとは言えないが、マー君の好投で一気に上昇気流に乗っていきたい。

(2010年5月24日)

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