アニキ5番DHで先発復帰!! 今季初盗塁も決め阪神を勝利に導く

電光掲示板に浮かぶ5番DH金本の名前。
18日に行われたソフトバンク戦。連続試合フルイニング出場記録が途切れてからちょうど一ヶ月、阪神・金本が待ちに待った先発復帰を果たした。

交流戦3カード目にして指名打者制が採用されるパ・リーグ本拠地試合。ここしばらく代打出場となっていた鉄人は、22試合ぶりの先発出場にしっかり見せ場を作ってくれた。
四回二死の第2打席で四球を選ぶと、続く城島の3球目で迷うことなく二盗を敢行。今季初盗塁を決め、鉄人の健在っぷりを見せ付ける。
そして延長十回、弟分の新井の犠飛で3-2と勝ち越した直後。
一死一塁から外角スライダーを強引に引っ張った打球は、一、二塁間をきれいに抜ける右前安打。
これで一塁走者を三進させ、次打者・大和の犠飛による追加の4点目をアシストした。
この後球児がしっかり抑えて、試合は4-2で阪神が勝利。

試合後は無言で退場した金本だが、先発復帰を果たしたアニキの存在は、阪神打線に確かな活力を与えた。
真弓監督は5番での起用について「いきなり4番というのも、ちょっとどうかなというのがあった」(スポニチ)と説明したが、この日の働きを見る限り4番復帰はそう遠くはないだろう。
新井が「日本代表の4番よりきつい」と語る阪神の4番は、やはり金本が一番似合う。

(2010年5月19日)

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