交流戦開幕!! 首位対決は西武・岸が無四球完投勝利!!

今年で6年目を迎える日本生命セ・パ交流戦(優勝賞金5000万円)が12日、セ・リーグ本拠地でのナイター5試合で開幕した。
この日、東京ドームで行われた巨人と西武の両リーグ首位対決は、岸対策として左打者を5人並べた巨人打線を、西武・岸が無四球完投で3-1の逆転勝利を果たした。

この試合、先制点を決めたのは巨人のイ・スンヨプ。
二回一死二、三塁のカウント2-3から右翼への適時打を放ちチームに先制の1点をもたらす。
しかし岸は追加点を許さなかった。
一死一、三塁のチャンスに続く長野に外角低めのチェンジアップを引っ掛けさせ、三ゴロ併殺打にしとめる。
大学日本代表時のチームメートを討ち取り、巨人の勢いを完全に削いだ岸。
この後、さらに調子を上げていき、四回以降は1人も走者を出させぬ完全投球でセ・リーグ最強の巨人打線を沈黙させる。
この間、西武は四回に中島の犠飛で同点に追いつくと、五回にブラウンのソロで勝ち越し。
七回には中島がソロを放ってダメ押しの追加点。
試合はこのまま3-1で逃げ切った西武が制した。

岸はこれで対巨人戦に通算5度の登板で4勝負けなし。巨人キラーの名は伊達ではない。

一方、過去のチームメイトとの初対決に敗れた長野は「きょうは僕のせいで負けました。あそこでゲッツーを打ってしまって…」と、スポーツ報知の取材に悔しさと責任感の織り交じった言葉で応えた。

(2010年5月13日)

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