棚からぼたもち!? Rソックス岡島、2年ぶり2度目の開幕戦勝利投手に思わず苦笑い

4日、フェンウェイ・パークで行われた大リーグ開幕戦レッドソックス対ヤンキース戦。
昨年の世界王者を地元に迎えたレッドソックスがスタートダッシュを切れるかに注目が集まった。

試合は両者の開幕戦に賭ける意気込みが感じられる乱打戦となり、六回終わって5-5の同点。
しかしここでレッドソックスに最大のピンチが訪れる。

七回無死二、三塁の場面。
そこでレッドソックスの4番手としてマウンドに上がったのが岡島秀樹投手(34)だ。
この場面で起用されるのは岡島が信頼を得ているからである。

まずはロビンソン・カノ二塁手との対決。
コントロールされた制球で相手からカウントを奪ったものの、セカンドゴロの間に勝ち越し点を献上。
さらに続くホルヘ・ポサダ捕手との対決では適時打を放たれ5対7とされるがその後は併殺打で切り抜けた。

点は与えたものの自身に失点は付かず、1回投げ1安打・1四球・無失点の内容。

しかしこの日のレッドソックスはこの程度では失速しなかった。
迎えた七回裏すぐさま反撃し逆転。八回にも1点を追加しレッドソックスが9-7で乱打戦を制し開幕戦を白星で飾った。

さらにはこの日の勝ち星は岡島に付き、岡島は2年ぶり2度目の開幕戦勝利投手となった。
これには岡島も苦笑い。
記者からの問いかけに対し、
「嫌なムードだったけれど味方が逆転してくれてよかった。1点は仕方ないけれど2点取られたのは悔しい。次はしっかり抑えたい」と実戦への意気込みを語った。

松坂が故障者リスト入りし今季スタートが今月25日以降へ持ち越しとなっただけに岡島には日本人メジャーリーガーとして更なる活躍を期待したいところだ。

(2010年4月6日)

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