AKB48総選挙は、大手事務所やメンバーに圧力をかける為のものだった!?
7月8日に行なわれた、AKB48総選挙「神様に誓ってガチです」の結果は、大方の予想とおり、前田敦子の圧勝だった。
だが、この総選挙には、メディアでは伝えられていない裏事情があるという。
あるアイドル雑誌の記者はこう話す。
AKB48はあまりに人数が多いので、シングルごとに20名程度の'選抜メンバー'を選んで、ジャケットやPVを撮影し、テレビの音楽番組などにもそのメンバー出演します。選抜されたメンバーは'推され'、いつまでも選ばれない子は'干され'なんて呼ばれたりもしていますね。基本的には総合プロデューサーの秋元康さんが選抜を決めていますが、最近ではプロダクション尾木やホリプロ、太田プロ、サムデイなど大手事務所所属の子に固定されているのが実情です」

当初はメンバー全員がoffice48に所属していたのだが、有力メンバーを大手事務所移籍させてプロモーションの強化を図ろうとした。
ところが今、この戦略に'落とし穴'が見え始めているのである。

「実際、メンバーたちは続々と大手事務所への移籍を成功させています。メンバー篠田麻里子板野友美女性ファッション誌でモデルを務め、それにより女性ファンが増えるなど、ソロで仕事を行うことでAKB48にも人気がフィードバックされ、相乗効果が生まれてますね。でも、最近では、本来の運営サイドではなく、大手事務所が主導となって、AKB48を動かそうとしているんです。選抜メンバーも大手事務所メンバーにほぼ固定してしまっている。ファンもこれに疑問を感じているんですが、秋元さんら運営サイドも、相手が大手事務所なので、強気には出られない。ソロの仕事を取ってきてくれるのは、ありがたいのですが、'選抜人事'にまでは関与されるのは、面白くないようです。そこで、行われるのが、今回の『選抜総選挙』というわけですよ」
表向きの目的は、ファンの声を反映させようというものだが、裏では運営サイドから大手事務所メンバーに警告を示すものだという。前出の記者は次のように明かした。

「実際、普段は名古屋で公演を行っているSKE48のほうがAKB48より公演のクオリティが高いというのはファンの間で定説になっています。AKB48でも地道に努力しているメンバーはいますが、特に中心メンバーで、センターポジションを務める前田敦子などは公演中の手抜きがひどいという評判です。ダンスなんてファンからは'省エネダンス'って呼ばれるほど、動きが小さいですからね。さらに、前田は公演のMCトーク中に急に不機嫌になることもあります。太田プロに所属し、来は女優志望の前田ですが、もう1年間連続ドラマに出演していないなど、女優としては伸び悩んでいる。今回の総選挙で、彼女の現在の真のランキングを明らかにして、お灸を据え、さらに、メンバーたちに危機感を与えるのが、総選挙の目論見の一つだと思います。AKB48の研究生から昇格したメンバーも確実に伸びてますし、もしかしたらSKE48が21人の選抜メンバー中、半分を占めるようなサプライズもあるかもしれませんよ」

開票には弁護士まで立ち合わせ、'ガチ'であることをこれでもかと強調した総選挙だったが、蓋を開けてみれば前田敦子大島優子篠田麻里子といった常連メンバーが上位を占め、大きなサプライズは無かったに等しい。
大手事務所のプロモーション戦略が、既にファンの間でも浸透していたことがあからさまとなってしまった。
これを受け運営サイドがどう動くのか、今後の動向に注目したい。
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