邪道&外道「感謝」の20周年興行　ノア金丸組を撃破

新日本プロレスの邪道&外道が30日、東京･後楽園ホールでデビュー20周年記念興行「GET OUT OF MY WAY ～JG20FTW～」を開催。超満員となる1900人の観衆が集い、2人の波乱万丈の足跡を祝福した。

満を持してメーンイベントに登場した邪道&外道だが、プロレスリング･ノアの金丸義信&平柳玄藩組を相手に苦戦を強いられる。

戦前から互いにののしり合い、遺恨戦の様相を呈していた一戦だが、ノア勢がファンのヒートを買いながらラフファイトを展開。

この日が約半年ぶりの復帰戦となる外道は流血し、思うように試合を運ぶことができない。それでも幾多の修羅場を経験し、20年の年月をかけて培ってきた"兄弟"の絆は、この苦境を意地で払いのける。

平柳にコーナートップから合体のスーパーパワーボムを決め、そのままクロスフェイスオブJADOで捕獲して邪道がギブアップ勝ち。

自身の20周年を勝利で飾った。

試合後、マイクを握った邪道は

「今日は全日本、総選挙、24時間テレビ、いろんな選択肢がある中、ここをチョイスしてくれてありがとう」

と詰めかけたファンに感謝の言葉を送り、外道と抱き合ってからリングをあとにした。

バックステージでも「今日はありがとうだけだよ」と改めて口にした邪道。

ただ、20周年は通過点とばかりに「9月からは新生･邪道&外道だ」と気勢を上げ、この日、仕留め切れなかった金丸と田口隆祐&プリンス･デヴィット組が保持するIWGPジュニアタッグ王座にねらいを定め、早くも目をギラつかせていた。

(2009年8月31日)

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