亀田興毅&大毅がまさかの”サイズ偽装”!? 世界戦を前にあの手この手!!

26日にさいたまスーパーアリーナで行われるダブル世界戦『亀田祭り』で3階級制覇に挑む亀田興毅と､2度目の防衛戦を行うWBA世界フライ級王者･亀田大毅が20日､都内で予備検診を受けた｡

2度目の防衛戦に挑む大毅は胸囲が9月の初防衛戦から7センチ減｡
以前から減量苦を公言していた大毅だが､胸囲はパンチ力の目安となるため集まった記者の間ではどよめきが起きた｡

一方の興毅はフライ級から2階級上のバンタム級転向とあって､3月の試合から胸囲は6センチ増｡
｢元々､胸の筋肉はある方｡階級を上げて余裕で調整できている｣(スポーツ報知より)
と笑顔をみせた｡

兄弟で対照的な結果となった予備検診だが､そこには"亀田流"の作戦が潜んでいるという｡
二人を検診した佐藤順ドクターは､
｢興毅は検診時に深呼吸し､息を止め、筋肉にも力を入れていた｡大毅は体の力を抜いて息を吐き出した状態で測った｣(同)
と証言｡
減量苦が心配される大毅について､
｢顔色､体つきを見ると調子はいいんじゃないか｡減量苦って感じじゃない｣(ニッカンスポーツより)
とも話していることから､この日､来日した挑戦者･オルティーヌに対して駆け引きを仕掛けた可能性が高そうだ｡

スピードで勝負したい興毅も同様｡
KO狙いとも取れる筋力アップをアピールすることで､対戦相手のムニョスを幻惑しようという狙いがありそうだ｡

帰り際､
｢減量がきついから筋トレを控えてきたけど､普通は7センチも減らんよ｣(同)
と不敵な笑みを浮かべた大毅｡
興毅も､
｢体は作ってきた｡パンチはムニョスとは種類が違うけど､当たったら倒れるよ｣(同)
と自信を覗かせた｡

用意周到な作戦で"サイズ偽装"を成功させた亀田兄弟｡
一時期の人気と勢いがなくなっているだけに､どんな手を使っても勝ちを狙いにいくようだ｡

(2010年12月21日)

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