パラグアイ戦の鍵は長友!? ! "エースキラー"長友のターゲットはMFベラ!!〔W杯〕

29日に行われるW杯決勝トーナメント1回戦、日本対パラグアイ戦がいよいよ明日行われる。
勝てば4回目の出場で初のベスト8進出となる日本代表だが、注目の"エースキラー"、DF長友の次なるターゲットが明らかになった。
これまでその日本人離れしたフィジカルの強さで、カメルーンのFWエトー、オランダのFWカイトと各国のエース級をことごとく封じてきたDF長友。
そんな彼がパラグアイ戦で相手取るのは、やはり強力なフィジカルを持ったMFエンリケ・ベラだ。

ボランチと右サイドMFを務め、激しく体をぶつける強引なボール奪取と力強いオーバーラップ、ロングパスを使ったワイドなゲームメイクなど、荒々しくもダイナミックなプレーを持ち味とする選手、それがエンリケ・ベラだ。
07年の代表デビュー以来、マルティーノ監督に重用され、最終ラインの手前に位置して強力なフィルターをかけている。
そして、ベラの恐ろしいところは、何と言ってもその心肺能力の高さだ。
1次リーグ初戦のイタリア戦ではチーム最長の1万1313メートルを走破。
アンデス山脈中腹（標高2850メートル）の首都キトに本拠地がある南米エクアドルリーグのリガ・デ・キトに所属する彼にとって、たかだか1370メートルのプレトリアなど恐るるに足らないのだ。
20日のスロバキア戦では先制弾を決めてマン・オブ・ザ・マッチにも輝いているベラはまさに強敵と言えよう。

しかし、迎え撃つ長友からは、焦りや不安は微塵も感じられない。
「（ベラは）速いし、体が強い。強引にくる部分がある。でも、運動量は負けたくないし自信もある。走ってチームに貢献したい」（毎日新聞より）
と苦戦必須の体力勝負になんとも頼もしい言葉をくれた。
壮行試合から誰よりも走ってきた長友だ。実績もそうだが、ひたむきなその姿に心打たれたファンも多い。
きっと誰もが「長友ならどんな相手だろうと負けない」と信じていることだろう。

注目の日本対パラグアイ戦は、日本時間29日23時00分から始まる。

(2010年6月28日)

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