ルシール・フェイ・ルスール
るしーるふぇいるすーる
プロフィール
生年月日: 1904/03/23
没年月日: 1977/05/10
性別: 女性
出身地: アメリカ/テキサス州サン・アントニオ
身長: 165センチ
職業: 役者
その他:
本名ルシール=フェイ・ルスール。両親は生まれる前に離婚し、母に育てられたが再婚を繰り返し、あまり裕福な家庭ではなかった。幼い頃の夢はダンサーだったが23年にアマチュアダンスコンテストで優勝し、本名でシカゴやデトロイト、ニューヨークでコーラスの仕事をしてまわった。24年にMGMと契約して25年にハリウッドへ移り、「美人帝国」(25)で映画デビューを飾る。この頃「フォトプレイ」誌で芸名の一般公募をし、ジョン・クロフォードとなった。25年には他にも「古着屋のクーガン」(25)、「三人の踊子」(25)などへ次々と映画に出演し人気が出始め、28年の「踊る娘達」で一躍スターとなった。映画界にサイレント映画からトーキー映画へという変化が生まれ、将来を心配する役者が多い中、「ハリウッド・レヴィユー」(29)、「グランド・ホテル」(32)、「雨」(32)などでハリウッドを代表するスターと共演し、着実にキャリアを伸ばすことに成功した。30年代後半には年間90万通ものファンレターが送られてくるほどの人気だったが、トップスターになったのも束の間、主演映画の不振によって映画興行に役立たない俳優「ボックス・オブ・ポイズン」として名指しされ、第二次世界大戦や若手スターの台頭によって出演作は減少。43年にはMGMとの契約も打ち切りになり、ワーナーブラザーズへ移籍した。給料も減り、人気も下がり、もがき苦しむ中、「ミルドレッド・ピアーズ」(45)に出演してヒットさせ、アカデミー賞主演女優賞も受賞し、スターの座へと返り咲いた。「失われた心」(47)や「突然の恐怖」(52)でもアカデミー賞ノミネートを果たし、演技派女優として支持された。途中調子の出ない時期もあったものの、「何がジェーンに起こったか?」(62)では幅広い世代から支持を受けた。その後ホラー映画などにも出演したが、74年に引退した。私生活では4度の結婚をしており、最後に結婚した相手はペプシ・コーラ社の社長で、彼の死後、事業を引き継いで取締役を務めた。
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