次長課長・河本準一、生活保護受給のウラで豪遊クラブ通い、10年前から世帯収入500万以上!
親族生活保護受給問題で5月25日、吉本興業本社で謝罪会見を実施したお笑い芸人次長課長河本準一。「むちゃくちゃ甘い考えだった」と自分に非があったことを認め、5〜6年前からの受給分を返済していく意向を明らかにした。

生活保護受給を申請したのはおよそ15年前。当時河本準一年収は100万円以下で、母親も病気を患い仕事継続が困難となり、やむを得ず福祉事務所に書類を提出。芸人としてブレイクし、十分な稼ぎを得るようになってからも受給し続けた理由に関しては、「収入がまったく安定せず、不安を抱えながら毎日を送っていた。」と述べ、一部週刊誌に状況の一部始終が報じられてようやく、2012年5月に母親が受給停止を申し出た。

しかし、謝罪会見で述べられた発言には、一部事実を隠蔽していると思われる部分も発覚している。今年1月に放送されたテレビ朝日系『ブラマヨとゆかいな仲間たち アツアツっ!』に次長課長がゲストで出演した時、活動拠点を東に移して間もない頃、月収が4万円しか無かったと告白。
子供を託児所に預け、河本準一はルミネtheよしもとの出番を終えてから風俗営業所でアルバイトをしていたという。

彼の金銭事情が苦しかったのは間違いなさそうだが、結婚した妻は銀座のクラブで働き、月40万円稼いでいたことも語っている。つまり夫婦合わせると年収は500〜600万円に達し、過度な贅沢をしない限り生活が苦しかったとは言い難い。当時の河本準一と同じ、20代後半の男性サラリーマン平均年収は約366万円(※平成22年度調査)。彼ら一般社会人と同じ生活水準で暮らせば年間100〜150万円程はゆとりがあったとも考えられる。

2010年1月に放送された朝日放送『チュー次課ブラ爆弾』では、河本準一が高級クラブに入り浸っていることを同期芸人野性爆弾チュートリアルが暴露。イカつい黒人のSPが立って身を守ってくれるようなVIP扱いでお酒を堪能していたという。「屈強な黒人と仲良くなるために俺どんだけお金使ったんや!」と話の流れから自らもぶっちゃけた。

世間が怒りの声をあげているのも、この辺りの矛盾が元凶だ。母親は"生活が苦しいから"との名目で毎月生活保護を受給、かたや息子の河本準一は「1年のうち360日仕事終わりに飲みに行く」贅沢な暮らしを過ごしていた。
生活保護とは「国や自治体が経済的に困窮する国民に対して、健康で文化的な最低限度の生活を保証するため保護費を支給する制度」と生活保護法で定められている。

仮に10年程前は生活が苦しく、妻も夜中まで働いてようやく稼いだお金であり子育て費用も必要だった、などと考えて母親生活保護を受けていたのならともかく、ここ数年は明らかに親族を養うに十分すぎる年収があった。
まさか稼ぎだした頃母親生活保護受給を忘れていたわけではあるまい。生活保護打ち切りを申請するのが遅すぎる。「貰えるものはもろうとけばええんや!」等の発言週刊誌には掲載されたが、そう思われても仕方ない行動を河本準一は犯している。

謝罪会見においては、吉本興業側が記者団からの「いつ頃から(家庭+母親を養うのに十分とされる目安の)年収1000万円ぐらいを稼ぐようになったのか?」との質問に「答えられない」と一貫して箝口令を敷いた。今回の騒動で最も争点となる金銭面について一切明らかにせず隠し通したことで、吉本興業に対する世間の評価はさらに悪化した。

勿論、仕事に励み家族を守っている芸人も沢山いる。しかし、こういった一部の芸人や会社の対応のせいで、吉本興業全体にブラックなイメージが付き纏い、結果的にテレビ業界や芸能プロダクションが恐れるテレビ離れが一層深刻化するわけである。
芸人"仲間"だからこそ、河本準一に厳しい激励を贈る者が現れてきて欲しいものだ。
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