押尾学銀座ホステス全裸死亡事件が立件へ向け本格捜査開始!
(09/19)

合成麻薬MDMAを服用したとして、麻薬取締法違反の罪で俳優、押尾学(31)が起訴された事件に新たな動きだ。

押尾と六本木ヒルズのマンションでMDMAを一緒に服用したとみられる銀座ホステスの田中香織(享年30)が死亡した経緯をめぐり、警視庁が立件に向け本格捜査に乗り出したことが18日、分かった。「サンケイスポーツ」が報じている。

警視庁は、押尾の処置に違法性があった疑いがあるとみている。

捜査関係者が同紙に明らかにしたところでは、警視庁捜査1課が、押尾被告の立件に向け本格捜査に乗り出したという。

田中の異変から通報までに約3時間が経過していることや、遺族の処罰感情などを踏まえた判断とみられる。

押尾は起訴前の捜査当局の調べに対し、「女性(田中)から錠剤をもらって一緒に錠剤を飲んだが、女性は2錠目で口から泡を出した」「女性の手がけいれんし、歯を食いしばってけいれんした」などと供述している。

また押尾は、午後7時ごろ、関係者に「大変なことになった。女性の意識が戻らない」などと連絡し、関係者が約40分後に到着。

関係者らが到着するまでの間、押尾被告は「女性に心臓マッサージをした」と供述している。死亡した田中の肋骨(ろっこつ)は折れており、捜査1課は供述を裏付けるものとみている。

田中に異変があってから約3時間後の午後9時20分ごろ、関係者が119番通報したが、押尾はこの前後に「怖くなった」として部屋を出たという。

救急隊の到着時には、田中は死亡しており、血液からはMDMAの成分が検出されている。

捜査1課は、異変から通報まで約3時間が経過するなど一連の対応によって、女性の生死が左右された疑いがあるとみており、保護責任者遺棄致死や過失致死容疑の適用を視野に捜査を進めている。

また、マンションの植え込みから女性の携帯電話が見つかっており、証拠隠滅の疑いもあるとみている。

押尾は、8月2日に同マンションでMDMAの錠剤少量を飲んだとして、麻薬取締法違反罪で起訴された。

同月31日に保釈保証金400万円を納付して保釈。初公判は10月23日に予定されている。 (淺川)


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