ミラーマン植草ピンチ、女子高生生パンツの物証が!

電車内で女子高生のおしりを触ったとして、東京都迷惑防止条例違反に問われている元早大大学院教授、植草一秀被告(46)の第三回公判(神坂尚裁判長)が25日、東京地裁で開かれた。

鑑定の結果、女子高生が着用していたスカートの繊維と酷似した繊維が植草被告の指に付いていた事実が判明、植草被告はがけっぷちに追い込まれた。

公判では証人として警視庁科学捜査研究所の助成研究員、まさに「科捜研の女」が登場。「これまで大体100件鑑定している」という研究員は、事件直後に植草被告の手を粘着シートに付けて採取した繊維片から、多量の綿繊維を採取したことを明らかにした。

綿繊維は女子高生が履いていたパンティーの素材に近いものと判明。植草被告がミニスカをサワサワした後、スカートをめくり上げ、生パンティーの上からさらに尻をナデナデした重要な証拠として提出された。

しかし、綿繊維は多くの衣類やタオル、ガーゼにも使われている。このため、検察側はさらに犯人を特定しやすいスカートの繊維片が検出された事実を中心に、研究員へ証言させる戦術に出た。

鑑定では女子高生のスカートに使われていた素材によく似た青いウールとみられる繊維が植草被告の右手薬指、親指、左手人さし指からそれぞれ1本ずつ発見された。顕微鏡で鑑定した結果、「色、形、太さが似ていた。鱗片を観察して形と並び方も似ていた。『髄』(繊維の特徴の1つ)がないのも双方、一致していた(研究員)」とした。

痴漢で駅員に突き出された後、植草被告はネクタイを首に巻き、両手で引っ張って自殺を図るという茶番劇を演じているが、このネクタイも鑑定にかけられた。その結果、スカートの素材に酷似した繊維片がネクタイからも三本検出された事実を明らかにした。

22日に保釈され、小ぎれいなスーツで身を包んだ植草被告は終始冷静で、時には傍聴人に会釈をする余裕をみせた。研究員が証言している間には、スカートやパンティーの写真が貼付された鑑定書のコピーを熱心に眺めていた。 

小泉政権に批判的だったことに対する見せしめのでっち上げ、と気炎を上げていたミラーマン植草だが、この科学的物証にはどんな言い逃れを持ち出すのだろうか。(淺川)


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