「花衣夢衣」に見る「愛憎ドロドロ」一本から進化した昼ドラの姿!!

「花衣夢衣(はなごろもゆめごろも)」というドラマを知っているだろうか?

もともとは、集英社「YOU」で不定期連載された、津雲むつみ(つくもむつみ=56)の漫画作品だ。

過去にも何度か放送された経緯があるが、現在東海テレビ制作により、フジテレビ系列で、昼ドラとして放送されている。

昼ドラといえば、愛憎ドロドロ、男と女の欲と感情が入り乱れ……というドラマがほとんどで、昼食を終えた主婦たちはその時間帯に向けてアドレナリンを放出しはじめる。

しかし、この作品、いわゆるベタな昼ドラとは少し趣が違うのだ。

愛憎ドロドロだけでなく、主人公の一卵性双生児の姉妹愛を丁寧に描いた大河ロマンといえるべき作品なのだ。

「花衣夢衣」では、44年間続いた東海テレビ制作昼ドラの117作目にあたるが、過去に例のなかった双子ヒロインを採用している。

この双子、役の上の設定だけでなく、17歳から20歳のふたりのヒロインを演じた尾崎亜衣(おざきあい=24)・尾崎由衣(おざきゆい=24)、そして33歳以降は吉田真希子(よしだまきこ=38)・吉田真由子(よしだまゆこ=34)という本物の姉妹が双子を演じていることで、よりリアリティが加わっている。

また、劇中にはふんだんに和のテイストが織り込んであり、美しい着物や日本の伝統小物が次々と登場。

舞台となる金沢では古い日本の町並みが残る東茶屋街や兼六園、龍国寺などでロケが行われた。

効果音やBGMにおいても、尺八や三味線、琴など日本の伝統楽器が使われているというこだわりよう。

なるほど……大河ロマンだ。

しかし、時代性に加えて、さらに人間関係の、姉妹の複雑な感情を描くとなると、演じ手にとっては非常に難しい設定なのではないだろうか?

吉田真希子はこのことについて、「澪も真帆も強い女性ですが、決して押しつけがましくない…表に出てこない芯の強さを感じている。原作と少し違い、ドラマの真帆は言いたいことを割とハッキリ口にするタイプ。大人になるほど表に現れてくる真帆の女としての部分が強調されているような印象ですね」とはっきりキャラクターをとらえて答えていた。

一方、吉田真由子のほうも、「原作で表現されていた家族間の愛情や恋愛感は、古風で奥ゆかしく品がある。ドラマはとにかく展開が早いので、この怒濤の人生を自分が演じられるのかどうか不安だったが、最近はようやくコツが掴めてきた」とか。

実の姉妹にしかわからないであろう、繊細な感情を見事に演じている彼女たちの演技を、今からでもチェックしておきたい。(古田鉄寿)



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