ドラマ「パズル」で好演をしている石原さとみの女優魂に火がついた！？

今､石原さとみ（いしはらさとみ=21）が熱い。

テレビ朝日のドラマ「パズル」での教師役が､思いのほかハマっているのだ。

石原が演じる鮎川先生は､とにかくキャラクターがおもしろい。

男言葉で「おまえら､何やってる！！」と歯に衣着せぬせりふをとばしまくり､さむいダジャレも連発。年齢不詳で､英語が喋れない英語教師と､まさにしっちゃかめっちゃかの設定だ。

でも､石原が演じるとまとまりのあるキャラクターに落ち着いているからすごい。

もちろん石原本人の魅力もさることながら､石原さとみという女優の資質をしっかり見抜いた上での脚本､演出も見事なもの。

それもそのはずで､脚本は推理コメディの金字塔「トリック」を手がけた蒔田光治（まきたみつはる）。おもしろくないはずがない。

石原にとっては､まさに水を得た魚のように活躍が期待されている。

しかし､石原のビッグチャンスはこれだけではなかった。

7日に行われた､映画『JUNO／ジュノ』の記者会見に､応援隊長として出席した石原は､主演を演じたエレン・ペイジ（えれん・ぺいじ=21）から思いがけない言葉をかけられる。

アカデミー賞の授賞式を見て以来､エレンに尊敬しているという石原は､「ジュノの嘘のない､まっすぐな姿が大好きで､中でも心の中にあるいろんな感情を抑えようとしている彼女の表情が印象的で､こんな芝居がしたいと思いました」とエレンの演技を絶賛。

「日本で（『ジュノ』が）リメイクされたら､ぜひやりたい！」と熱い意気込みを見せる石原に､「才能にあふれているから､楽に出来るわよ」とエレンが後押し。

同じ21歳同士､最前線で活躍する女優同士が認め合った瞬間だった。

ちなみに､『ジュノ』は､ほんの出来心でした､たった一回のセックスで予期せず妊娠してしまった16歳の女子高校生・ジュノの､出産までの長い道のりと､彼女と家族､友人との絆をポップでキュートに描いた作品だ。

石原も､エレンに負けない演技を見せたいと女優心に火がついたに違いない。（古田鉄寿）