吉本興業社長が島田紳助の復帰容認! TV局や世論は反対が圧倒的!

吉本興業の大崎洋社長が4日､大阪市内で行われた同社創業100周年プロジェクト発表会見に出席｡
昨年8月に暴力団幹部との親密交際が発覚し､芸能界を引退した島田紳助(しまだしんすけ=55)について､復帰を容認する意向を示した｡

この日の会見では今春の創業100周年に向け､各担当者が15の新プロジェクトを発表｡
和やかなムードで会見は進行していたが､最後に登壇した大崎社長のある発言に会場の雰囲気は一変した｡
大崎社長は締めのあいさつを終えると､
｢島田紳助君のことでありますが･･･｣
と自ら唐突に切り出し､
｢私たちは彼の才能を惜しんでおり､皆さまのご理解をいただけるなら､いつの日か吉本に戻ってきてもらえると信じている｣
と将来的な復帰を容認することを示唆｡
さらに､
｢この思いは､私たち全社員､全タレント､全芸人の思いでもあります｣
と個人だけでなく､会社全体の意思であることを強調した｡

会見終了後の囲み取材では､現在も島田とメールのやりとりを続けていることを明かし､
｢芸能活動はもうエエってなったら寂しい｣
と改めて"ラブコール"｡
現時点では復帰をめぐる具体的なやりとりはなく､
｢世間が許してくれるかどうかだし､本人の気持ちもある｡
タレントなのか作家なのか｡空気感を見ながらになるので何も決まっていない｣
と白紙であることを強調したが､引退理由となった暴力団幹部との親密交際については､
｢法律に触れるようなことをしたわけじゃない｣
と水に流した格好だ｡

ただ､あまりに早すぎる"復帰容認"発言には批判の声もある｡
ある在阪局幹部は､
｢引退後､一切の説明責任を拒否している島田さんを､局として『ほな使いましょう』とはならない｣
と断言｡
『サンスポコム』が独自に行ったアンケートでも､復帰に反対する意見が9割近くを占めた｡

芸能界に暴力団排除の動きが強まる中､批判を承知で島田の復帰に触れた大崎社長｡
一部では同社の経営難もささやかれているだけに､創業100周年プロジェクトの一環として島田が復帰する可能性も否定できないだろう｡(伊原)