島田紳助の緊急引退会見の詳細内容を一挙公開! ｢この程度で引退｣

(08/24)

23日夜に突如"今後の活動"について緊急会見を行うことを発表､当日22時より吉本興業東京本部で会見を開いたタレント･島田紳助(しまだしんすけ=55)｡

大勢の報道陣を前にして島田とよしもとクリエイティブ･エージェンシーの社長･水谷暢宏氏は､島田の暴力団関係者との交際を原因とする芸能界引退を表明した｡
引退は23日付とされ､24日から島田紳助は｢一般人｣となった｡

会見の詳しい内容について､『産経スポーツ』が報じている｡

島田は自身が平成17年6月頃から平成19年6月頃までの間､暴力団関係者･Aさんと親密なメールのやり取りを行っていたことを引退の理由とし､
｢引退しろと言われたわけではないですし､おそらく僕が何も言わなかったら謹慎処分やったと思います｣(引用:産経スポーツ)
と認めた｡

さらにこういった形で37年間の芸能生活を終えることに関しては､
｢芸能界の一員として､『芸能界のルールはこれなんだ』と言われれば､明らかに(自分は)芸能界のルールに反してる｡自分で言うのも生意気ですけどペーペーのタレントじゃないし､吉本にとってはだいぶ先輩になった僕が､そんな曖昧な判断をしたら800人の後輩たちに示しがつかないと思います｡最後にできることは示しを付けることだと思った｡もちろん今後､その方(Aさん)とメールもしないしお会いすることもありません｡でももし道であったら僕は頭を下げます｡人として感謝の気持ちです｣(同)
と涙ながらに陳述｡

暴力団関係者との交際は過去のことであるとしながらも､芸能界のルールを破ってしまったことは確かだと反省する一方で､
｢僕の中では"この程度"なんです｡頻繁に密着しているわけではない｡"この程度"で引退しなくてはいけないんです｡他の芸能人の方々は十分注意してこのようなことが二度とないようにしていただきたい｣(同)
と､改めて芸能界で生きることの難しさを説いた｡

また島田は日本中を驚かせる結果となった今回の電撃引退について､特に親交の深かった同事務所所属のダウンタウン･松本人志(まつもとひとし=47)にのみ事前報告していたという｡

そのときの松本の反応と､彼にだけ伝えた理由を島田は､
｢『辞めないでください』と｡18歳で吉本に入って21歳でデビューして､29歳で漫才を辞めるときに僕にきっかけを作ったのは松本ですから｡ダウンタウンの漫才をみて､『紳竜』は終わりだなと思った｡芸能界終わるときも､まずアイツには伝えとかなアカンと思いましてヤツだけには伝えました｣(同)
と説明｡

引退を引き止める松本に対しては､
｢最後は『自分のワガママを通させてほしい』と｡僕は僕らしく｡イカンことして辞めるからメッチャメチャかっこ悪い話ですよ｡無様で最低の終わり方です｡でもその中で自分の美学を通させてくださいと｣(同)
と自らの意志が固いことを示した｡

さらにデビュー間もない頃に自ら島田の"しつけ係"を買って出､姉弟的存在として､また親友として良き相談相手だった歌手･和田アキ子(わだあきこ=61)にも報告をしたかったが､電話が繋がらずに出来なかったという｡

長い芸能生活を終えるにあたり思い出すことは関わった仲間や可愛がってきた後輩タレントのことだと言い､
｢6年前にトラブル起こしてダメだと思ったときに､みんなが温かく迎えてくれて､『いっぺん無くなった命だからやりたいことやろう』と思ってやらせていただいたときに『ヘキサゴン』に当たって､子供のような人たちがたくさんスターになっていってくれて､それが一番うれしいです｡昨日､上地雄輔が泣いてたんですけど､『父ちゃん､父ちゃん』て言いながらね｡みんな子供たちですから｡『父ちゃんは引退しても子供たちの成長は見守るから』と話しました｣(同)
と述懐｡

｢うん､でもヤツらはしっかりしてますから｡上地は昔から言ってるけど『一生､父ちゃん守るからね』と…｣(同)と､特に自身が司会を務めていた『クイズ!ヘキサゴンII』(フジテレビ系)をきっかけにブレイクした俳優･歌手の上地雄輔(かみじゆうすけ=32)との信頼の深さを窺わせた｡

妻･娘共は納得し､今後新たな人生をスタートさせることを応援してくれているという｡
また島田自身も､芸能界に未練はないと言い切った｡

今後については｢静かに暮らしていきたい｡若い人たちの役に立つような人になっていきたい｡夢を与えていきたい｣(同)とやや曖昧に語るに留まった｡(高橋)