海老蔵､挑発行為あった!! 元リーダーが法廷で証言!!

(02/19)

昨年11月に歌舞伎俳優･市川海老蔵(いちかわえびぞう=33)が暴行され重傷を負った事件で､傷害罪に問われた元暴走族メンバー･伊藤リオン被告(いとうりおん=27)の初公判が18日､東京地裁で開かれた｡

一般傍聴券19席を求めて992人が列をつくり､その倍率は約52倍となり注目度の高さをうかがえた｡

刑事事件での傍聴希望者の最高は､1996年4月に行われた松本サリン事件の松本智津夫被告で1万2992人(48席)｡倍率では09年10月に酒井法子被告が覚せい剤取締法違反に問われた331倍(20席に希望者6615人)だった｡

伊藤被告の供述調書などによると､事件当日､海老蔵と同席していた元リーダーは泥酔｡

元リーダーを迎えに来た伊藤被告ら3人に対し､海老蔵は吸い殻入りの灰皿に､自身が飲みかけていた酒を入れ､飲むように命じたという｡

元リーダーが拒否しても､海老蔵は髪をつかみ体を揺すって酒を強要｡

止めようとした伊藤被告に対し､海老蔵は｢後輩のくせに生意気だ｣と灰皿を手に持ち､胸ぐらをつかんできたため､割って入った元リーダーに､海老蔵が頭突き｡両鼻から血が流れた｡それに激怒した伊藤被告が海老蔵に暴行を加えた､としている｡

弁護側と証人出廷した元リーダーも､海老蔵が吸い殻の入った灰皿にテキーラを入れて飲むように強要し､先に暴力行為をしたなどと主張｡

検察側も供述調書から｢被害者(海老蔵)が灰皿に酒を入れ､飲めと言った｣という部分を紹介した｡

昨年12月の会見で海老蔵が否定した､元暴走族リーダーらに対する執拗な飲酒強要､挑発行為もあったことを､検察､弁護側の双方が認めたことになる｡

伊藤被告は起訴事実を認めたが､次回は3月3日､被告人質問が行われ､結審する予定だ｡すでに示談が成立しているとはいえ､海老蔵にとっては針のむしろの日々が続きそうだ｡(松野)

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