戦後の相撲界を支え続けた"土俵の鬼"若乃花死去! 相撲協会に最後のメッセージを送っていた!?
(09/02)

"土俵の鬼"と呼ばれ昭和30年代に国民的な人気を誇った大相撲の第45代横綱・初代若乃花の花田勝治(はなだかつじ=享年82)が1日、17時25分に腎細胞がんのため東京・新宿の慶応病院で死去した。

現役時代はライバルの横綱・栃錦と栃若時代を築き、戦後間もない日本の復興の象徴として、人気を博した。

引退後は二子山親方として横綱・2代目若乃花、大関・貴ノ花ら数多くの関取を育成。1988年には、日本相撲協会の理事長に就任し大相撲の普及に尽力するなどまさに土俵一筋の人生だった。

入院先の病院で亡くなった花田は19時43分に遺族・関係者らから見守られながら、黒いワンボックスカーに乗り杉並区内の自宅へ戻った。

自宅では、鳴戸親方(元横綱・隆の里)・松ケ根親方(元大関・若嶋津)らかつての弟子が故人を迎え、無言の帰宅を果たした。

花田は数年前から体調を崩し、入退院を繰り返す生活に。全盛期の105キロという体重から半分以下にまで激減した彼は、今年に入ってさらに悪化し7月13日に入院。その後、腎臓がんの摘出手術も行なったが、8月に見舞いに訪れた元横綱・大鵬の納谷幸喜(なやこうき=70)によると、目を閉じたままで話すこともできなかった。

故人の甥にあたる三代目若乃花・花田勝(はなだまさる=39)は、「親戚から病状のことは耳にしておりましたが、それでも突然のことに大変驚いております。偉大な若乃花という名を継がせていただいた身として本当に残念です。花田家の相撲人生はまさに初代若乃花から始まりました。伯父がいたからこそ、父をはじめ私たちは相撲で頑張ることができました。父と「兄弟」であって「師匠と弟子」という大変厳しく、そしてつらい関係を全うした強い心を持った方でした。謹んでご冥福をお祈り申し上げます」とコメントを寄せた。

また日本相撲協会の放駒理事長も、「いろんなことを教えてもらい、感謝しているし、残念としかいいようがない。最近の協会の状況を心配されていて、『本当に大変だな、一生懸命やって、しっかり立て直してくれよ』と言われた。今思えば、それが最後の言葉になったが、それをしっかりやっていかないといけない」と故人を偲んだ。

確かに最近の相撲界は大麻所持に始まり賭博や暴力団との関与など問題は山積み。故人のためにも、再度栃若時代のような盛り上がりが戻って来て欲しい。(上田)


関連ニュース
琴光喜解雇へ! 大相撲の野球賭博調査委座長が見解
NHK大相撲中継中止!? ヤクザの映像悪用も問題に
琴光喜賭博容疑で立件へ! 力士生命の危機

注目ワード
【人物】
花田勝治
【キーワード】
土俵の鬼 若乃花 花田勝治 死去 訃報 相撲 親方 花田勝 人生 日本相撲協会 大関 関係 人気 時代 入院
【ニュースカテゴリ】

出産 破局 離婚 エンタメ 失言 ジャニーズ 熱愛 結婚 妊娠 不祥事 暴言
最新エンタメニュース



サイトのご案内へ
無制限99円 取り放題[TOP]

JASRAC許諾番号
6834131007Y41011
Blau