レノン射殺犯､仮釈放審査へ｡妻オノ･ヨーコは反対を表明!!

米ニューヨーク州の仮釈放委員会は27日､1980年にビートルズのメンバーだったジョン･レノンさんを射殺し､服役中のマーク･チャップマン服役囚(55)の仮釈放を求める申請があり､来月9日以降に審査する予定だと明らかにした｡

申請は2000年以降､6回目で､過去5回はいずれも却下されている｡

チャップマン服役囚は禁固20年以上の不定期刑で同州のアッティカ刑務所に服役中｡刑務所内で軽作業に従事しているが､服役態度は良く､94年以降､規則違反もないという

一方､レノンの妻オノ･ヨーコは､仮釈放委員会に釈放取り消しを求める請願書を送っていると､弁護士が明らかにしている｡

それによると､オノ･ヨーコはチャップマンの服役期間が終了した00年から2年ごとに､｢(もし釈放されれば)あの悪夢が､混乱がよみがえることが恐ろしいのです｡私自身と2人の息子は､今後安心して生きられません｣と書いた請願書を送付｡

また､釈放されたチャップマンの身の危険についても言及しているという｡

80年12月8日､ジョン･レノンさんはNYのセントラル･パークにある自宅ダコタ･アパートに帰宅したところを､熱狂的なファンとされるチャップマンに射殺された｡レノンが生きていれば今年で70歳となる｡(松野)