押尾学の毛髪からMDMA検出! 常用と譲渡の疑い強まる

六本木ヒルズのマンションで一緒に合成麻薬MDMAを使用､セックスし死亡した銀座ホステス･田中香織に対する麻薬取締法違反(譲渡)の疑いで逮捕状が出ている元俳優､押尾学(31)の毛髪から､MDMAの成分が検出されていたことが6日､分かった｡｢サンケイスポーツ｣が報じている｡

警視庁捜査1課は押尾が自らMDMAを入手し､日常的に使用していた疑いもあるとみて調べている｡
押尾には4日に逮捕状が出ているが､いまだ逮捕には至っていない｡

押尾は同使用罪の公判などで､MDMAの使用について｢米国での使用を合わせて4回｣と主張｡

田中と使用した以外の使用は､｢米国内でだけ｣と供述していた｡

また､｢MDMAは田中さんからもらった｣と一貫して主張してきたが､この日までに､田中の毛髪からはMDMAの成分が検出されなかったことが分かっている｡

さらに､押尾と過去に交際していたモデル女性が任意の事情聴取に対し､｢押尾からMDMAもらい､一緒に使用した｣と証言しており､国内でも使用していた疑いが持たれている｡

押尾が田中にMDMAを渡したと証明できれば､田中の容体急変後に適切な措置を取らなかったとして､保護責任者遺棄致死罪での立件が近づく｡

捜査1課はすでに､押尾のほか､田中の携帯電話を捨てた証拠隠滅容疑でエイベックスの元マネージャー｡押尾にMDMAを渡した麻薬取締法違反(譲渡)容疑で､ネット販売業の知人男性にも逮捕状を取っている｡

3人の身柄がそろい次第逮捕する方針とされているが､知人男性の行方が分からなくなっており､所在が確認され､3人の容疑が固まれば逮捕するという｡

また一部では､押尾に連絡がつかず､所在不明になっているとの情報もある｡(淺川)

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