開幕2戦で3発の本田をリバプールが狙っている

VVVフェンロの日本代表ＭＦ本田圭佑が、リバプールの補強候補にリストアップされていることが分かった。

ホーム開幕戦となった9日のADOデンハーグ戦で、本田は2得点を叩き出し、開幕から2試合連続ゴールを記録。

ハイ･ベルデン会長はイングランドの複数のトップクラブが本田のプレーを視察したことを明かし、その1つがリバプールだった。

強豪クラブへの移籍を狙う本田のプレミア入りが急浮上してきた。

本田の周囲が、にわかに慌ただしくなってきた。ADOデンハーグ戦には、本田目当てで国内外のスカウトがこぞって集結。

ベルデン会長はテレビインタビューで

「イングランドのトップ5のうちの2チームも（視察に）来ている」

と明言。

10日付の英スカイスポーツは、その1つがリバプールであると報じた。

今夏の移籍市場は8月31日まで。

イングランドではマンチェスターU、チェルシーが補強を終えているが、リバプールはRマドリードに移籍したMFシャビ･アロンソの代わりにローマからイタリア代表MFアクイラーニを獲得したものの、5月の右足首手術の影響で出遅れている。

得点力とパスセンスのある本田がアクイラーニの穴を埋める候補に挙がってもおかしくない状況だ。

欧州リーグでは日本人初の開幕から2試合連続ゴール。計3ゴールは得点ランキングのトップタイ。

それでも本田は

「枠をとらえるべきシュートはいくつもあった。逆にシュートでよかったのかという反省もしないと」

と納得していなかった。

今回のリバプールだけでなく、すでにPSVのルッテン監督が獲得に興味を示し、トルコのガラタサライが調査を進めているという情報もあるが、移籍問題について本田は

「まだ2試合しか終わってない。何かを成し遂げたわけでもないので」

と淡々。

目の前のプレーに集中することを強調したが、一躍、移籍市場の目玉的存在となってきた。

(2009年8月12日)

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