J2で人種差別発言疑惑

東京･味の素スタジアムで22日に行われたJ2の東京V－甲府で、東京VのMFレアンドロが人種差別的発言を受けたとして激高し、鈴木茂マッチコミッショナーが両チームに事情聴取を行った。

東京Vの通訳によると試合終了後、レアンドロが「ロスタイムは短すぎた」と審判に抗議した際に、
甲府のDF杉山新に「ポルトガル語で『チンパンジー』と言われた」という。

杉山は

「言っていない。ポルトガル語も分からない」

と強く否定した。

鈴木氏から報告書の提出を受けたＪリーグが今後、規律委員会を開くかを決定する。

国際サッカー連盟は近年、人種差別的発言に厳しい姿勢を示している。

杉山から事情を聴いた甲府の海野社長は、今回の一件に関して

「審判と言ったのが、そう聞こえたのではないか。相手にそんなことを言う必然性は何もない」

と否定。

「うちは月に１回、選手にそういうことをしないように講習会もやっている」

と話した。

(2009年7月24日)

その他のSOCCERニュース