日本代表､シリア戦の判定に正式抗議!! 主将･長谷部誠が怒りのコメント!!

サッカー･アジア杯は14日､1次リーグ第2戦が行われ､日本はシリアを2-1で撃破｡
決勝トーナメント進出へ前進したが､試合後は後味の悪さが残った｡

引き分けに終わった前回のヨルダン戦と同じメンバーで臨んだ日本は､前半35分にMF香川真司がディフェンダーをかわしてシュート｡
こぼれ球をMF松井大輔が落とし､最後はMF長谷部誠が右足で落ち着いて流し込み先制した｡

しかし後半27分､不可解な判定で試合が動く｡

長谷部の不用意なバックパスをGK川島永嗣が懸命にクリア｡
これを拾ったシリアのハティブがゴール前のマルキにパスを出したが､マルキは完全にオフサイドの位置におり､副審はオフサイドフラッグを上げた｡

だが､日本のバックパスと判断した主審はオフサイドを認めず､マルキを倒した川島に一発退場を宣告｡
猛抗議する日本選手をよそに､シリアにPKを与え､日本は同点に追いつかれた｡

その後､途中出場のMF岡崎慎司が獲得したPKを､MF本田圭佑が決めてなんとか勝ち越し｡
6分という長いロスタイムもなんとか守り抜き､勝ち点4でグループBの首位に立った｡

しかし､試合後の選手達は勝利の喜びよりも､判定への苛立ちの方が大きかったようで､主将の長谷部は､
｢本当に怒りたかった｣(サンケイスポーツより)
とコメント｡

退場した川島は､
｢納得いくものではないが､どんな形であれチームに迷惑を掛けた｣(時事ドットコムより)
と問題の場面を振り返った｡

今回の判定を受け､日本サッカー協会の原博実強化担当技術委員長は､
｢チームで撮影したビデオで確認したが､明らかに誤審｣(産経ニュースより)
と語気を強め､アジア･サッカー連盟に抗議文を提出することを発表｡
川島の退場についても取り消しを求めるという｡

17日に決勝トーナメント進出を懸けサウジアラビアと対戦する日本代表｡
逆境を跳ね除けての勝利は､必ず次戦に繋がるはずだ｡

(2011年1月14日)

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