本田圭佑に韓国でも賞賛の声!! 進化した日本代表を名波浩が解説!!

完全アウェーのソウルに乗り込み､韓国と引き分けたサッカー日本代表｡

元･日本代表MF名波浩は『スポニチアネックス』で､今回の試合での収穫を語った｡

まず､岡田武史氏が指揮をとったW杯南アフリカ大会からの大きな変化として､
｢自分からアクションを起こして高い位置でボールを取れていた｣
ことを指摘｡

｢ボールに近い選手がアプローチにいって､1人目か2人目で奪うことができている｡ブロックをつくる選手､アプローチにいく選手と役割がはっきりしていた｣(同)
とザッケローニ監督の目指す"コンパクトなサッカー"が機能していたことを評価した｡

また､印象に残った選手としてMF本田圭佑を挙げ､
｢アジア相手には負けないという格の違いを見せてくれた｣
と絶賛｡
トップ下に入る本田のパートナーには､FW森本貴幸よりも韓国戦に先発したFW前田遼一の方がボールの収まりがよく機能するのではとの考えを示した｡

本田本人は試合後､
｢内容は悪くはなかったが､結局きょうも0点｡まだまだ満足いく形は見えてない｣(スポニチアネックスより)
とコメントし､自身のパフォーマンスに納得していない様子｡

しかし､攻守に存在感を示した本田のプレーに韓国協会関係者は､
｢本田は素晴らしかった｡韓国メディアの間では本田は飛び抜けた存在と話題になっていた｣(同)
と説明｡
敵地でもその実力を認めさせた｡

年内の代表戦はこれで最後となったが､来年1月には､
｢主役ににならなければいけない｣
と指揮官が宣言したアジア杯がスタートする｡

この2戦で新たな可能性を見せた日本代表｡
2大会ぶりの栄冠へ､さらなる進化を見せることができるか｡

(2010年10月13日)

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