選手の招集拒否!! 長引く後任代表監督人事にJリーグが怒りの決断

長引く次期代表監督人事に､選手を管理するJリーグも我慢の限界だ｡

24日､欧州で新監督候補と交渉を行っていた日本サッカー協会の原博実技術委員長が帰国し会見を開いた｡

会見の中で､新体制での初戦となる9月4日のパラグアイ戦と7日のグアテマラ戦は原技術委員長自らが代行監督を務めることを明言｡

さらに､W杯期間中から動いていればよかったのではという質問には､
｢今年の始めから情報は集めていた｡W杯後からすべて始めたわけではない｡遅れたと思っていない｣(スポニチアネックスより)
とコメントした｡

一向に先の見えない現状に､ナビスコ杯準々決勝(9月1､8日)を戦う8クラブの間で､所属選手の代表招集を辞退することを検討し始めていることが明らかとなった｡

ナビスコ杯準々決勝に進取しているのは鹿島､F東京､川崎､清水､磐田､G大阪､広島､仙台の8クラブ｡
W杯の主力選手を抱える強豪クラブばかりだ｡

国際Aマッチの代表招集を8つのクラブが辞退するとなれば､過去に例のない事態となる｡

｢9月の国際Aマッチは代表優先です｡監督が決まらないとしても､消化試合ということはあり得ない｣(スポーツ報知より)
と協力を求めているが､大事なナビスコ杯を前に大切な戦力を奪われたくないというのがクラブ側の本音だろう｡

新生日本代表への期待は大きく､パラグアイ戦のチケットの売れ行きは好調｡
多くのファンの前で､ベストメンバーを揃えW杯のリベンジを果たすことができるか｡

(2010年8月25日)

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