誤審多発でサッカー技術導入へ FIFAブラッター会長があらためてコメント

誤審にゆれた､ワールドカップアフリカ大会｡
これまで技術導入に消極的だった､FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ･ブラッター会長が口を開いた｡

10月にウェールズで行われるIFAB(国際サッカー評議会)の総会についてブラッター会長は､
｢その会議でゴールラインの技術導入について話し合うだろう｣(ロイター通信より)
とコメント｡

ワールドカップアフリカ大会で､イングランドMFフランク･ランパードのシュートが明らかにゴールラインを割っていたにもかかわらず､得点が認められなかったことを受け連盟が動いた形だ｡

さらにブラッター会長は､
｢私の個人的見解は変わっていない｡正確でシンプルなシステムがあれば､我々は(技術導入を)実行するよ｡だがこれまで､正確なものもシンプルなものもないんだ｣(同)
と技術導入には賛成しているものの､納得のいくシステムがないことを指摘した｡

テニスやラグビー､バスケットボールなど､技術を導入し､成功しているスポーツは多い｡
しかし､サッカーはメジャースポーツとしては数少ない技術導入していない競技のひとつとなっており､ワールドカップの悲劇を繰り返さないためにも早急な実現が期待される｡

(2010年8月14日)

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