闘莉王「ドログバに謝罪文を」協会を通して謝罪したい意向〔W杯〕

9日、日本代表のDF田中マルクス闘莉王が、日本サッカー協会を通じて、コートジボワール戦で接触・故障させてしまったFWディディエ・ドログバに謝罪文の送付を希望していることが分かった。

4日のコートジボワール戦で、世界的ストライカーのドログバと接触し、結果的に右腕骨折の重症を負わせてしまった闘莉王。
このことはコートジボワールと同組のブラジルメディアが"元ブラジル人が祖国をアシスト"と報じるなどして、国内外を問わず大きな注目を浴びることになった。
加熱する報道に対して「自分は先にボールに触ったし、故意ではない。（相手の）監督はわかっていると思うし、何で騒がれるのかわからない」（産経新聞）
と、あくまで事故であったと強調した闘莉王だが、その一方で、
「協会に謝りの手紙を送ってくれとお願いした。ああいう選手がW杯にいないのは損失。出て欲しい」（デイリースポーツ）
ともコメントし、W杯直前に重大なケガをさせてしまったことを謝罪したい意思を示した。
ドログバは試合直後に手術を行い、現在は出場の可能性も浮上している。
しかし、自身からも謝罪文を送ることでけじめをつけたい考えだ。

コートジボワールのエリクソン監督には原技術委員長が謝罪を済ましていることもあり、改めて謝罪文を送るかは検討中だが、
原委員長は「闘莉王の気持ちは理解してあげたい。思いは先方の協会には伝える」としている。
カメルーン戦まであとわずか。初戦にはすっきりとした気持ちで挑みたい。

(2010年6月10日)

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